自己破産の進め方|ビギナー必読!知っておくべきこと
借金問題を解決させる法的な手段が債務整理です。その債務整理の中でも、税金を除くすべての借金の支払いがゼロになるのが自己破産で、借金問題解決の最終手段として多くの人がその恩恵にあずかっています。
債務整理の手続きは、基本的には本人がすることができます。しかし裁判所での手続きや債権者との交渉などさまざまな手続きを経なければいけないため、弁護士に手続きの代行を依頼するのが一般的です。よほど法律や金融の知識が豊富な人でない限り、費用が発生しても弁護士に頼んだほうが無難でしょう。
自己破産の手続きの進め方は、まず弁護士に相談することから始まります。債務整理の中には任意整理や個人再生もあり、借金の状況によってはこれらの債務整理を利用したほうがいいケースもあるため、まずは専門家である弁護士のアドバイスを得たほうがいいでしょう。そのうえで自己破産がもっともいい方法だという結論がでれば、実際の手続きへと移行します。
実際の手続きは裁判所へ申し立てをおこなうことからスタートしますが、その前に弁護士が手続きの代行を受任したことを債権者に対して通知します。この受任通知が債権者のもとへ届いた後は、全ての交渉は弁護士とやり取りすることになりますので、支払の請求などはすべてストップします。ですから借金の督促に悩んでいた人も、この時点でその苦しみから解放されるでしょう。
次に破産の申し立てに必要な書類を揃えて、弁護士のところへ提出します。必要書類については弁護士から指定されますので、それらをすべて用意して弁護士のところへ持参しましょう。書類がすべて整ったら弁護士が申立書を作成し、管轄の地方裁判所へ提出します。
破産の申し立て書を受け取った裁判所は、その申立書などをもとに調査を行い、借金が返済できない状況であると判断すると免責許可決定を下します。この免責許可決定がでれば債権者への返済義務はなくなり、借金を返さなくてもよくなるのです。
ただし自己破産はメリットだけではありません。マイホームを含めほとんどの財産を手放すことになるうえ、信用という大切な財産も失います。家族は関係ないといっても、実生活の上ではさまざまな影響を受けるのは避けられませんので、手続きを実行する前にはくれぐれも慎重な検討が必要です。
自己破産は債権者を含め、多くの人に迷惑をかけることで得られる再出発の切符です。新たな人生を豊かなものにするためにも、チャンスはしっかりと活かしましょう。
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